釣り用ライフジャケットを新調!

ボート用の備品といえば魚群探知機なんかをイメージしますよね。
実際にボートを買うことがあればその辺を紹介していきたいと思いますが、今はまだ「オカッパリ」。
とりあえず、先日買ったライフジャケットを紹介してみたいと思います。

まずは「7.5Kg/24H」の基準を満たしたものを

フローティングベストを選ぶ際に最も気をつけたいのが「浮力」ですね。
「浮かないベストはただのベストだ」って名台詞にもなんにもなりません。

必要な浮力を持っているかどうかを示す表記が「7.5Kg/24H」というもの。
「7.5Kgのオモリを24時間浮かせていられる」という性能を示しています。
「7.5Kg」というのは人の頭の平均的な重さだそうで、それを24時間水面から浮かせていられる浮力を持っている、という意味なんですね。

Amazonで検索したら始めの方に出てくるコチラのお安いフローティングベストにも、ちゃんとこの表記が見られます。

ところが、他の製品を見ていくと、この表記がされていないもののほうが多いことに気が付きました。
そんなの売っていいのかな~と疑問に思い、基準となる法令はなんだっけと調べてみたら、わかりました。

まず「船舶職員及び小型船舶操縦者法」に以下のように書かれています。

第二十三条の三十六
4 小型船舶操縦者は、小型船舶に乗船している者が船外に転落するおそれがある場合として国土交通省令で定める場合には、船外への転落に備えるためにその者に救命胴衣を着用させることその他の国土交通省令で定める必要な措置を講じなければならない。

で、その「救命胴衣」の基準について規定してあるのが「小型船舶安全規則」です。

第五十三条 小型船舶用救命胴衣は、次に掲げる要件に適合するものでなければならない。
五  七・五キログラム(小児(一歳以上十二歳未満のものをいう。以下同じ。)用の小型船舶用救命胴衣にあつては、体重が四十キログラム未満の小児用のものは五キログラム、体重が十五キログラム未満の小児用のものは四キログラム)の質量の鉄片を淡水中で二十四時間以上支えることができること。

国土交通省海事局のサイトに、もう少し詳しく、もう少しわかりやすく書いてあるので、そちらも参考にされるとよいでしょう。
つまり、この「7.5Kg/24H」は「船に乗るときの救命胴衣として」必要なものだとわかりました。

はい、次の小さな壁です。
これもいろんなベストを選んでいるときに、「小型船舶用の救命胴衣として認められたものではありません」的な注意書きをみかけました(具体例を探したのですが、なぜかこのエントリーを書いているときには見つけられず)。

なんとなく、「救命胴衣」としての基準が決められているのは想像できますよね。
では、浮力以外にどんな基準があるのか、また先ほどの国土交通省海事局のサイトを参考にしてみましょう。

「小型船舶用救命胴衣(膨脹式及び呼気併用式以外のもの)の型式承認試験基準」

いや、基準について解説しようかと思いましたが、項目が多すぎるので止めます(^_^;)
端的に書くと、温度や強度、耐油性、デザインのほか、「1分以内にちゃんと着られるか」とか「5秒以内に頭が水面から出るか」みたいな実用的な項目もあって、非常に難易度の高い基準のようです。
これらの基準を満たすかどうか試験を受けて通ったものだけが「救命胴衣」として認められるということを抑えておけばよいでしょう。

ただね、シマノさんやダイワさんが作っている何万円もするフローティングベストがその試験を通らないのでしょうか?
そう疑問に思った人が直接ダイワ精工さんに問い合わせたらしく、ちょっと古いブログがヒットしました。
こちらです。

「ライフジャケット・・・(行くぞ!ミニボート フィッシング)」

ダイワさんから丁寧な返信があったようですが、これまた端的にいうと「ウチのベストは釣り用に特化しているので、デザイン的・機能的に制限の多い国土交通省の基準をクリアするのは不可能に近い」というもののようです。

結局、コレ着て船釣はダメってことですよね。
なんかな~(TдT)

じゃあその「型式承認基準」ってヤツをクリアした釣り用ライフジャケットはないの?
いえいえ、その視点を持って検索すれば簡単にヒットしました。
コチラです。

これはウェーディングにも使えるショートタイプのものですが、カヤックで釣りをするとき用のライフジャケットなど、他にも色々ありますよ。
始めのうちは単に「フローティングベスト」の文字だけで検索していたからイケなかったんですね。

はい、届きました。
IMG_4942
確かにポケットは少な目ですね(っていうか、2つだけ)。
でも、私がやろうとしているチヌのルアー釣りは非常にシンプルな道具でできるので、コレで十分でしょう。
お値段も、シマノさんやダイワさんのような「ブランド代」は含まれていないみたい。
IMG_4943
いわゆる「桜マーク」を始め、国土交通省型式承認番号もきちんと書いてあります(・∀・)

買ってから調べたんですが、このライフジャケットを作っている「高階救命器具株式会社」さん、昭和10年創業の救命器具専門メーカーなんですね。
先ほどの「型式認証試験基準」についても写真入りで解説してあります。
下手な釣具の大手メーカーより安心できそうです。
いや、コレは良い買い物だったかも(・∀・)

(註:慣例的に「救命胴衣」としての試験をクリアしたものを「ライフジャケット」と呼び、浮力のみクリアしたものを「フローティングベスト」と呼ぶようですが、明文の規定があるわけではないので、本文中では明確に使い分けていません。ご了承ください)

スポンサーリンク
スポンサードリンク
スポンサードリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
スポンサードリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.